ベトナムは世界有数のコーヒー生産国。特にロブスタ種の豆は香ばしく、しっかりした苦味が特徴です。
旅行や出張のお土産としても人気で、スーパーから専門店まで、さまざまな場所で手軽に購入できます。
この記事では2ヶ月ほどベトナムに滞在した元在住者の視点から、おすすめブランドと購入できる場所を徹底解説します。
お土産にベトナムコーヒーを選ぶ際のポイント
ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国で、特にロブスタ種の生産が主流です。強い苦味とコクが特徴で、日本のアラビカ主体のコーヒーとは全く違う味わいが楽しめます。
お土産に選ぶ際は、以下の3点がポイントです。
- 飲みやすさ
- パッケージ
- 購入のしやすさ
ベトナムで生産されるコーヒーの約95%はロブスタ種で、苦味とコクが強いのが特徴です。そのため現地では練乳と合わせた「カフェ・スア・ダー」が定番の飲み方になっています。
お土産で購入する際は、苦味の強いロブスタ種が広く流通していることを念頭に置いたうえでコーヒーを選びましょう。
また「パッケージデザイン」もコーヒのお土産選びに欠かせないポイントです。ベトナム土産はカラフルでユニークなものが多く、映えるデザインのものが多くなっています。
さらに、入手のしやすさも重要です。スーパーやカフェ、空港など、旅行のスケジュールに合わせて効率よく購入できる場所が豊富にあります。旅程に合わせて購入場所を検討しましょう。
味・見た目・手に入りやすさの三拍子を押さえるだけで、喜ばれるお土産になります。
【ブランド別】お土産におすすめのベトナムコーヒー

ベトナムには数え切れないほどのコーヒーブランドがあり、スーパーや市場、カフェ直営店で手軽に購入できます。
ここでは、現地滞在中に私が実際によく飲んだブランドや、日本人にも人気の定番ブランドを中心に紹介します。
インスタントで手軽に楽しめるものから、豆そのものを贈って本格的に味わえるものまで、さまざまな選択肢を元滞在者の目線で解説するので、贈る相手や用途に合わせてベトナムコーヒー土産選びの参考にしてください。
Highlands Coffee(ハイランズコーヒー)

現地でカフェ展開している大手ブランド。
スーパーでも豆や粉が買えるので、お土産としてもおすすめです。自身はカフェでノマドワークをしていることが多かったのですが、店舗で飲むコーヒーはもちろん、スーパーで買ってホテルや自宅で淹れても安定した味わいが楽しめます。
苦味が強いので、ベトナム式でコンデンスミルクを入れて楽しむのがおすすめです。筆者がハイランズコーヒーの店舗でアイスコーヒーのブラックを頼むと、店員さんに「かなり苦いけれど、大丈夫?」と確認されました。
Trung Nguyên Legend G7(チュン グエン レジェンド ジーセブン)
スーパーでとにかくよく見かけるブランド。特にスティックタイプのインスタントは現地の人の定番で、オフィスワーカーや学生が手軽に楽しんでいる姿をよく目にしました。
「まずはベトナムの定番を試したい!」という方には外せないブランドです。
Trung Nguyen(チュングエン)
直営カフェがあり、豆の種類やブレンドが豊富です。高級感のあるパッケージやギフトセットも充実しており、特別なお土産におすすめ。
香りが強く濃厚な味わいで、コーヒー好きに喜ばれるブランドです。
Vinacafe(ヴィナカフェ)
インスタントコーヒーの定番。スーパーのどこでも買えるので、滞在中にもよく見かけました。甘さと苦さのバランスが良く、日本人の口にも合いやすい味わい。価格も手頃で、大量購入して配る用に最適です。
Mr. Viet(ミスターベト)
ベトナム滞在中によく飲んでいたのが、この「Mr. Viet」。
スーパーやお土産屋さんで簡単に手に入るブランドで、パッケージに描かれた笑顔のおじさんの絵が印象的です。カラフルでユーモアのあるデザインは、ベトナムらしい雰囲気が漂っていてお土産にもぴったり!
実際に飲んでみると、深煎りらしいコクと香ばしさがしっかり感じられて、「これぞベトナムコーヒー!」という満足感がありました。滞在中はよくリピートしていたほどのお気に入りです。
ベトナム式コーヒードリッパーでコーヒーを淹れれば、よりベトナムを感じられますよ!
cocofe(ココフィ)
比較的新しいブランドで、ナチュラル志向やデザイン性が高いのが特徴。人と被りにくいので「ちょっと特別感を出したい」時に選びたいコーヒーです。
パッケージも洗練されており、女性や若い世代へのお土産にもおすすめ。
【高級品】お土産におすすめのベトナムコーヒー
ベトナムのコーヒーの中でも特別なお土産として人気なのが「コピ・ルアック(ジャコウネココーヒー)」や、高地産のアラビカ豆を丁寧に焙煎したプレミアムラインです。
一般的なロブスタ豆と比べると香りが繊細で苦味が控えめで、チョコレートのような風味や花のような香りを楽しめるのが特徴。
価格は少し高めですが、コーヒー好きへの贈り物としては特別感があります。スーパーでは手に入りにくいため、空港や専門店での購入がおすすめです。パッケージも高級感があり、お土産に最適ですよ。
関連記事:ジャコウネココーヒーを購入できるおすすめの場所|本物の見極め方は?
【空港で購入】お土産におすすめのベトナムコーヒー
ベトナム旅行の最後に立ち寄る空港は、お土産のコーヒーを手軽に購入できる便利な場所です。ハノイやホーチミンの国際空港には、有名ブランド「Trung Nguyen(チュングエン)」や「G7」のインスタントコーヒー、真空パックされた豆などが豊富に揃っています。
市内に比べると価格はやや割高ですが、品質や保存状態は信用できます。出発直前にまとめて買えるため、買い忘れを防げるのも大きなメリットです。
また、免税店ではパッケージが高級仕様になっているものもあり、ちょっと特別感を出したい相手への贈り物にぴったり。時間に余裕がない方や、重たい荷物を持ち歩きたくない方には、空港での購入がおすすめです。
ベトナムコーヒーのお土産はどこで購入する?
ベトナムでコーヒーをお土産として購入するなら、主に以下の4つの選択肢があります。
- スーパー
- 市場
- カフェ直営店
- 空港
スーパーは品揃えが豊富で価格も安定しており、まとめ買いに最適です。
市場ではローカルブランドや珍しい豆が手に入り、値段交渉も楽しめます。市場自体が観光地になっているため、観光気分で楽しめるでしょう。定番土産が全て揃うのも市場のメリットです。
カフェ直営店では新鮮な豆や限定パッケージを購入でき、コーヒー通向けの特別なお土産にぴったりです。気になるカフェがあれば立ち寄って見ると、お店一押しの品がわかります。
空港は時間がないときや手軽に購入したいときに便利で、ギフト向けの高級パッケージも揃っています。滞在中にどのルートで買うかを決めておくと、効率よくお気に入りのコーヒーを手に入れられるでしょう。
ベトナムコーヒーと一緒にコーヒーフィルターの購入がおすすめ

ベトナムコーヒーを本格的に楽しむなら、ぜひ「カフェ・フィン」と呼ばれるアルミ製フィルターも一緒に購入しましょう。
スーパーやお土産店、カフェ直営店で手軽に手に入り、数百円程度で購入可能です。フィルターと豆をセットで購入すれば日本からでも本場の味を再現できます。
使い方は簡単で、フィルターに粉を入れ、お湯を注ぐだけで濃厚なベトナムコーヒーが完成。特に練乳を加えると、現地でよく飲まれている「カフェ・スア・ダー」を楽しめます。
お土産として渡す場合も、フィルターがあると単なる豆より満足度が格段に上がるでしょう。旅行中の自分用にも、一緒に買うのがおすすめです。
ベトナムコーヒーをお土産にして旅の余韻に浸ろう!
ベトナム旅行でのお土産には、やはり現地ならではのコーヒーが一番おすすめです。ロブスタ種を中心とした濃厚な味わいと、練乳を加えた独特の甘苦さは、日本ではなかなか味わえません。
スーパーや市場、カフェ直営店、空港など購入場所も豊富で、手軽に手に入る定番ブランドから高級豆まで選択肢は多彩です。パッケージもカラフルでギフト映えするため、贈る相手に合わせて選べば喜ばれること間違いなし。
元滞在者の目線で厳選したブランドや購入場所を参考に、ぜひベトナムコーヒー土産として、帰国後も旅の余韻に浸ってみましょう。
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