業務スーパーのコーヒー豆はまずい?実際に購入して本音レビュー

業務スーパー コーヒー豆 まずい コーヒー豆のレビュー

「業務スーパーのコーヒー豆ってまずいって聞いたけど、本当?」という声をネットでよく見かけます。そこで今回は、実際に業務スーパーで人気のコーヒー豆を購入し、自宅で淹れて検証しました。

袋を開けてまず気づいたのは、パッケージの底に欠点豆(欠けている豆や黒く変色した豆)が数粒混じっていたこと。業務用の大量生産品であるためか、ハンドピック(豆の選別)がやや甘い印象です。

ただし、欠点豆の割合はそこまで多くなく簡単に取り除けます。価格を考えれば日常使いに十分な味わいで、特にミルクや砂糖を加える方にはコスパ最強の選択肢と言えるでしょう。

業務スーパーのコーヒー豆はまずい?実際に購入して検証

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実際に業務スーパーのコーヒー豆を購入し、デロンギのエスプレッソマシンで淹れてみました。正直な感想は、「この価格でこの味なら十分美味しい!」です。

確かに、職人が少量焙煎する専門店の豆と比較すると香りの奥行きや透明感はやや劣り、多少の雑味も感じます。しかし、価格差を考えれば許容できる範囲です。

むしろ1杯あたりのコストを大きく抑えつつ、安定した味を楽しめるのは業務スーパーのコーヒー豆ならではの大きな魅力です。

また、袋の底に欠点豆が数粒見つかったものの、取り除けば雑味はほぼ気にならず普段使いのコーヒーとしては十分満足できる品質でした。

業務スーパーのコーヒー豆ラインナップ

業務スーパーではさまざまな普段使いのコーヒーからカフェインレスコーヒー、海外で人気のコーヒーまでさまざまな商品が販売されています。

ちなみに、業務スーパーの運営元である神戸物産のオリジナルコーヒーは全部で8種類にも上り、そのうち2商品がコーヒー豆です。

粉末タイプのコーヒーはどこのスーパーでも販売されているものの、豆で販売しているお店は多くありません。そのため、業務スーパーのコーヒーラインナップは充実しているといえるでしょう。

  • ラグジュアリッチモカブレンド豆【中煎り】
  • ラグジュアリッチコーヒー豆【中深煎り】

赤色と白色のパッケージが印象的な2種類のコーヒー豆を比較して紹介します。

ラグジュアリッチモカブレンド豆【中煎り】

産地エチオピア、ブラジル
焙煎度中煎り
おすすめの挽き方中細挽き
特徴程よい酸味を楽しめる

赤色のパッケージが特徴的なラグジュアリッチモカブレンドは、エチオピア産の豆を主体に、ブラジル産の豆をバランスよく配合した中煎りタイプのコーヒー豆です。

モカ特有の華やかな香りとフルーティーな酸味が特徴で、ブラックでも飲みやすく、軽やかな後味が楽しめます。酸味は強すぎず、やや甘みも感じられるため、女性やライトなコーヒーを好む方からの支持が高め

ただし、深煎りのコクや苦味を求める方にはやや物足りなく感じられることも。口コミでは「値段以上に香りが良い」「酸味が心地よい」という評価が多く、モーニングコーヒーにおすすめです。

ラグジュアリッチコーヒー豆【中深煎り】

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産地ブラジル、コロンビア
焙煎度中深煎り
おすすめの挽き方中細挽き
特徴苦味好きは必見!

ブラジルやコロンビアのアラビカ豆を100%使用し、中深煎りで焙煎したラグジュアリッチコーヒー豆。しっかりとした苦味と香ばしさがあり、わずかにビターチョコを思わせるコクが特徴です。

酸味は控えめで、ミルクとの相性が抜群。普段コーヒーを飲まない家族にカフェラテにして渡したところ、「美味しい」「飲みやすい」と好評でした。

カフェオレやアイスコーヒーにすると、まろやかで飲みごたえのある味わいになりますよ。

評判としては「コスパが良く、毎日飲むのにちょうどいい」「深みがあって満足感がある」といった声が多い一方、香りの豊かさはスペシャルティコーヒーには及ばないという意見も見られます。

関連記事:業務スーパーのコーヒーで作る水出しコーヒー徹底レビュー|作り方まで解説

業務スーパーのコーヒー豆がまずいと言われる理由

業務スーパーのコーヒー豆は、安価で大容量という強みがある一方で、口コミでは「まずい」という声も散見されます。

その主な要因は、味や香りのバランス、高品質豆との比較による風味の差、そして豆の選別精度に関する不満です。業務用の低価格商品ゆえ、焙煎や品質管理は高級豆ほど徹底されておらず、飲む人の好みによっては物足りなさや雑味を感じることがあります。

以下では、具体的な3つの理由を掘り下げます。

酸味や香りに物足りなさを感じる人がいる

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業務スーパーのコーヒー豆は、産地や焙煎度の記載が簡易的で、焙煎日が明記されていません。そのため、豆の鮮度を判断しにくいのが実情です。

その結果、スペシャルティコーヒーに慣れている方や香り重視派にとっては、酸味や香りの広がりが弱く感じられることがあります。

特に浅煎り好きの方は、酸味やフルーティーさが不足していると評価しがちです。しかしミルクや砂糖と合わせる飲み方なら、酸味の物足りなさは気にならない場合も多いでしょう。

つまり、業務スーパーのコーヒー豆は日常的なコーヒーとしては十分に楽しめます。

苦味と雑味が強い

一部の業務スーパーのコーヒー豆は深煎り寄りで、苦味が前面に出やすい傾向があります。

また、欠点豆の混入が原因で雑味を感じるケースもあります。特にブラックで飲むと、苦味と雑味が際立ち、「まずい」と感じやすくなるのです。

とはいえ、これは抽出方法や挽き目を調整することで軽減可能です。中細挽きにしてハンドドリップで丁寧に抽出すると、苦味が和らぎ味わいがバランスよくなります。

深煎りを好む方やミルクコーヒー派にはむしろ満足度の高い風味と言えるでしょう。

欠点豆が混ざっている場合があるため

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実際に業務スーパーで購入したコーヒー豆を観察すると、袋の底に割れ豆や黒く変色した欠点豆が数粒見つかることがあります。

これは大量生産・低価格維持のため、ハンドピック(手作業での選別)が最小限にとどまっていることが原因だと予測されます。欠点豆は焙煎後に取り除けば問題なく飲めますが、そのまま抽出すると雑味やえぐみが出やすくなります。

購入後に軽く選別し欠点豆を取り除くだけで、味のクリアさは大きく改善します。ひと手間加えることで、低価格でもより美味しい一杯が楽しめるようになりますよ!

業務スーパーのコーヒー豆をまずいと感じたら試したい工夫

業務スーパーのコーヒー豆はコスパが魅力ですが、好みによっては風味や香りに満足できないと感じる場合もあるでしょう。

そんな時は、ちょっとした工夫で味わいを大きく改善できます。コーヒータイムの満足度をぐっと上げるための工夫を紹介します。

ハンドピックで欠点豆を取り除く

購入したコーヒー豆を淹れる前に、軽く広げて目視し黒く変色した豆や割れている豆を取り除きましょう。「ハンドピック」を行うだけで雑味が大幅に減ります。

業務スーパーの豆は低価格ゆえ、焙煎後の選別が簡易的な場合があり袋の底に欠点豆が混ざっている可能性も否定できません。

1〜2分のハンドピックで風味のクリアさが明らかに変わるので、ブラックで飲む方には特におすすめです。

コーヒー豆は密閉容器に入れて冷暗所で保管する

コーヒー豆は光・空気・湿気で劣化が進み、香りや味が損なわれます。購入後は袋のまま置かず、密閉性の高い容器に移し、冷暗所で保管しましょう。

特に夏場は、直射日光に当たらない場所で保管するなどの工夫が必要です。そのほか、湿気にも弱いので保管場所に注意しましょう。

コーヒー豆の保管方法を工夫するだけで最後の一杯まで風味をキープできるようになります。

アレンジコーヒーを楽しむ

ブラックでの味に物足りなさを感じる場合、アレンジコーヒーにして楽しむのも一案です。

ミルクや豆乳を加えたカフェオレ、シナモンやココアパウダーをトッピングしたスパイスコーヒーなどは、苦味や雑味をまろやかにしつつ、風味に奥行きを与えてくれます

アイスコーヒーにバニラアイスを浮かべたアフォガート風も手軽で贅沢。低価格だからこそ、気軽にアレンジを試せるのも業務スーパーのコーヒー豆の魅力です。

業務スーパーのコーヒー豆のコスパを比較検証

業務スーパーのコーヒー豆はラグジュアリッチコーヒー(白)の場合、360gで861.84円という圧倒的な低価格が魅力です。

一般的なスーパーで販売されている同容量のレギュラーコーヒーは700〜1,000円台が多く、価格差は明らか。毎日数杯飲む方にとってはかなりの節約効果があります。

味の面では高級豆に劣る部分もありますが、普段使い用やミルクを入れる飲み方なら十分満足できるクオリティです。「まずい」という評価は一部のこだわり派によるものが多く、価格と用途を考えればコスパは非常に優秀です。

実際に筆者はお気に入りのコーヒー豆を買いそびれてしまった際は、業務スーパーのコーヒーで代用しています。

関連記事:酸味が少ないコーヒーおすすめまとめ|失敗しない豆の選び方まで解説

業務スーパーのコーヒー豆の美味しい淹れ方

業務スーパーのコーヒー豆に限らず、コーヒーは、淹れ方を工夫するだけで驚くほど美味しさが変わります。

おすすめの淹れ方は、豆のまま購入し飲む直前に豆を挽くこと。挽き方は中挽きが基本ですが、苦味を和らげたい場合は粗挽きがおすすめです。

湯温は92〜94℃に設定し、最初に20秒ほど蒸らすことで香りが引き立ちます。また、深煎りの白パッケージはフレンチプレスやエスプレッソでも相性良し。モカブレンドやキリマンジャロはハンドドリップで軽やかに抽出すると、それぞれの特徴が活きます。

豆のポテンシャルを最大限引き出せば、「まずい」とは感じにくくなるはずです。淹れ方を工夫するだけで味わいが異なるのもコーヒーの魅力だといえるでしょう。

業務スーパーのコーヒー豆に関するよくある質問に回答

最後に業務スーパーのコーヒー豆に関して、よくある質問に回答します。

業務スーパーのコーヒー豆を生産している会社はどこですか?

国内の自社関連工場で製造されています。コーヒーの産地はブラジル・コロンビア・エチオピアなどさまざまです。

業務スーパーのコーヒー豆は本当に美味しいですか?

.高級カフェのスペシャルティと比較すれば差はありますが、日常使いには十分な品質です。特にミルクを入れる飲み方やアイスコーヒーにすると相性抜群です。

業務スーパーのコーヒー豆はまずくないどころか普段使いにおすすめ

業務スーパーのコーヒー豆は、一部で「まずい」という意見もあるものの、実際には価格と味のバランスに優れた日常使いに最適なコーヒーです。

確かに専門店の高級豆と比べれば香りや繊細さで劣る面はありますが、ハンドピックや適切な保管、アレンジを加えることで十分満足できる一杯に仕上がります。

ラインナップも豊富で、自分好みの味を探す楽しさも魅力。毎日飲むコーヒーだからこそ、コスパと安定感を重視したい方には強くおすすめできる商品です。

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