業務スーパーのコーヒーで作る水出しコーヒー徹底レビュー|作り方まで解説

業務スーパー 水出しコーヒー コーヒーの知識

業務スーパーのコーヒー豆、実は水出しとの相性が抜群です。しかし、よくネットで見かけるのがこんな声。

「業務スーパーのコーヒーって水出しに使えるの?」
「安いけど、美味しいの?」

本記事では、コーヒー専門メディアの視点から、業務スーパーの水出しコーヒーについて、味やコスパ、作り方まで徹底解説します。

業務スーパーのアイスコーヒーブレンド粉【極深煎り】まとめ

業務スーパー 水出しコーヒー

ベトナムとブラジル産の豆を使用した業務スーパーのアイスコーヒーブレンド粉は、内容量320gで価格は599円(税込) という圧倒的なコスパ。

この商品は極深煎り(フレンチロースト相当)なので、アイスコーヒーでも薄まらず、ミルクやシロップを入れても負けない力強い苦味とコクが特徴です。

ここで気になるのが1杯あたりのコスパではないでしょうか。

一般的に、水出しコーヒー1杯分は12〜15g程度の粉を使うとされています。アイスコーヒーブレンド粉は内容量が320gであるため、約26杯分のアイスコーヒーが作れるということに。

つまり、1杯あたり約23円でアイスコーヒーを楽しめます。

アイスコーヒーブレンド粉【極深煎り】で作る水出しコーヒー

業務スーパー 水出しコーヒー

「豆じゃなくて粉だけど水出しって作れるの?」と不安に思うかもしれません。

結論、粉でも十分美味しい水出しコーヒーが作れます

むしろ粉のほうが接触面積が広いため、短時間でしっかり抽出できるメリットも。ただし、細かすぎる粉は布やフィルターを通過しやすいため、抽出方法には少し工夫が必要です。

基本の材料と分量

  • コーヒー粉:80g
  • 水:1リットル(1000ml)
    (濃いめが好きなら水800mlでもOK)

必要な道具

  • 水出しコーヒーポット(100均にもあり) or 保存瓶 + フィルター
  • ペーパーフィルター or お茶パック
  • 計量スプーンまたはスケール

作り方ステップ

  1. コーヒー粉をパックまたはフィルターに入れる
     → 市販のお茶パックや布フィルターが便利
  2. ポットに水を入れ、コーヒーパックを沈める
     → 軽くゆすって粉全体が水に浸かるようにする
  3. 冷蔵庫で8〜12時間抽出する
     → 夜仕込めば朝には完成
  4. 時間が経ったらパックを取り出す
     → 取り出し忘れると渋みが出るので注意
  5. 完成!氷を入れてそのまま飲める
     → 濃いめならミルクやガムシロップも相性◎

粉で水出しを作ると、どうしても微粉(コーヒーの細かい粉)が沈殿しやすくなります。

そこで、業務スーパーの粉を使って美味しい水出しコーヒーを作る方法として、フィルターを二重にしたり、抽出後に一度ペーパーフィルターで濾したりするのがおすすめです。

微粉がコクや旨味の一部として感じられるので、普段はコーヒー豆をお使いの方には新鮮に感じられるでしょう。

水出しコーヒーに使える!業務スーパーのコスパ最強コーヒー

業務スーパーではアイスコーヒーブレンド粉【極深煎り】以外にも、水出しコーヒーにおすすめの商品が販売されています。

  • ラグジュアリッチ モカブレンド
  • ラグジュアリッチ キリマンジャロブレンド

それぞれの特徴と、水出しコーヒーにもおすすめ理由を解説します。

① ラグジュアリッチ モカブレンド:粉・豆

焙煎度中煎り
産地ブラジル、エチオピア
味の特徴フローラルな香り、ナッツの甘み、すっきりした後味

ラグジュアリッチシリーズの中でも特に人気の高いモカブレンド。エチオピアモカ特有のフルーティーで華やかな香りが特徴です。

酸味が柔らかく、甘みのある味わいは、水出しにすることでさらにまろやかに。苦味が少ないため、アイスコーヒーでも軽やかに楽しめ、食後やリラックスタイムにも最適です。

水出しにおすすめの理由:
低温抽出によってモカ特有のフローラルな香りが引き立ち、酸味が丸くなるので、爽やかな味わいの水出しコーヒーが簡単に作れます。

② ラグジュアリッチ キリマンジャロブレンド

焙煎度中煎り
産地ブラジル、タンザニア
味の特徴ジューシーな酸味、爽やか、軽やか

ブラジルとタンザニア産の厳選アラビカ豆100%使用した爽やかな酸味と、すっきりした後味が魅力のブレンドです。

キリマンジャロ特有の柑橘系の爽やかさがあり、夏場にピッタリの一杯に。ホットで飲むと酸味が際立ちますが、水出しにするとその酸味がまろやかに変化し、清涼感のあるフルーティーなコーヒーが完成します。

水出しにおすすめの理由:
水出しすることで、キリマンジャロの爽やかな酸味が程よく抑えられ、甘みと香りがより際立つ。暑い日にゴクゴク飲める軽やかな一杯になります。

関連記事:水出しコーヒーはコスパ悪い?むしろコスパ最強な理由を解説!

業務スーパーのコーヒーは水出しに向いている?

業務スーパーのコーヒーはラインナップの多くが中〜深煎りベースで作られているため、水出しとの相性は抜群。その理由は、ハイローストの豆は、低温でゆっくり抽出する水出しでも、しっかりとしたコクと旨みが引き出せます。

なぜ深煎りが水出しに向いているのか、そして抽出温度がコーヒーの味にどんな影響を与えるのかを詳しく解説していきます。

業務スーパーのコーヒーは中〜深煎りが多く、水出しとの相性◎

業務スーパーのコーヒー豆のラインナップを見てみると、「極深煎り」「ラグジュアリッチシリーズ」など、中〜深煎りをベースにした商品が多いのが特徴です。

深煎り豆は焙煎度が高いぶん、苦味とコクが強く、低温でもしっかりとした味が出やすいのがポイント。水出しコーヒーは熱を使わない分、酸味が出にくく、苦味や甘味がまろやかに抽出されます。

とくに「アイスコーヒーブレンド粉【極深煎り】」は、水出しにぴったりの代表格。苦味がまろやかになりながら、チョコレートのようなコクが際立つ一杯に仕上がります。

モカブレンドやキリマンジャロブレンドも、浅煎りではなく中深煎りなので、フルーティさや爽やかさがほどよく残りつつも、全体的にはスッキリとした飲み口。

つまり、業務スーパーのコーヒーは味わいのバランスから見ても、水出し向きと言えます。

コーヒー抽出の温度と味の関係

コーヒーの味は「抽出温度」によって大きく左右されます。

一般的に、ホットコーヒーは約90℃前後のお湯で抽出しますが、水出しは10℃以下の冷水でじっくり時間をかけて抽出するのが特徴。この温度差が生み出すのが、ホットとは全く違う味わいです。

抽出方法温度特徴
お湯約90℃酸味・苦味・油分がしっかり出る
水出し約5〜15℃酸味が穏やか、苦味が少ない、甘みが強調

高温抽出では、酸味・苦味・コク・香りなどがバランスよく引き出されます。一方、水出しは「酸味成分」と「揮発性の香り成分」が抑えられ、苦味と甘み、そしてまろやかなコクが強調されます。

その結果、角の取れた優しい味わいに。特に深煎り豆は、低温でも十分にコクとボディ感が出せるため、水出しに最適。

業務スーパーの深煎り豆なら、長時間の抽出にも負けず、しっかりとした味わいが楽しめます。さらにカフェインの抽出もゆるやかになるため、胃に優しく、ゴクゴク飲めるのも魅力です。

関連記事:【レビュー】心斎橋焙煎所のデカフェを試してみた

業務スーパーのコーヒーで作る水出しコーヒーのレシピ

中〜深煎りのラインナップ多い業務スーパーのコーヒーは、コクや旨みがしっかり出るので水出しにもぴったり。

水出しコーヒーを美味しく作るための「材料と比率」「具体的な作り方」、さらに「抽出時間によってどう味が変わるのか」まで詳しく解説します。初めてでも失敗しないコツが満載です。

材料と比率

水出しコーヒーを作るときの基本的な材料はとてもシンプル。必要なのは、コーヒー豆(または粉)と水だけです。おすすめの黄金比は、「コーヒー粉:水=1:10〜1:12」。たとえば、コーヒー粉50gに対して水500〜600mlというイメージです。

業務スーパーの「アイスコーヒーブレンド粉【極深煎り】」は、布フィルターや専用の水出しパックを使うのがおすすめです。

作り方

水出しコーヒーの作り方の基本手順は以下の通りです。

  1. 容器にコーヒー粉(またはパック)を入れる
  2. 常温の水をゆっくり注ぐ
  3. 粉全体がしっかり水に浸かるように混ぜる
  4. フタをして冷蔵庫で8〜12時間抽出する
  5. 抽出後、粉を取り除いて完成

ポイントは「水を一気に注がず、ゆっくり全体に行き渡らせる」こと。特に粉のまま作る場合、ムラなく水を浸透させることで抽出が安定します。

抽出が終わったら、フィルターやパックを取り除くだけ。手軽にカフェ顔負けの水出しコーヒーが作れます。

注意点は、長時間置きっぱなしにしないこと。12時間以上になると、雑味やえぐみが出てしまう可能性があるため、タイマーをセットして管理するのがおすすめです。

抽出時間で味はこう変わる

水出しコーヒーは「抽出時間」によって味わいが大きく変わります。一般的には8〜12時間が推奨されていますが、その範囲でも微妙な差があります。

  • 8時間前後: 軽やかでスッキリ。酸味が少なく、紅茶のようなさらっとした飲み心地。朝の一杯や、ゴクゴク飲みたいときに最適。
  • 10時間前後: バランスが良い。コク・甘み・まろやかさがちょうどよく出て、万人向けの味わい。家庭用ならこの時間がベスト。
  • 12時間前後: しっかりとした濃厚さ。チョコレートのような甘みとコクが強調される。アイスラテにしたい人や、濃いめが好きな人におすすめ。

ただし、12時間を超えると過抽出になりやすく、渋みやえぐみが出てしまうことも。逆に6〜7時間ではコーヒー感が薄すぎると感じる人もいます。

自分の好みに合わせて、まずは10時間前後で試してみるのがおすすめです。

【器具選び】おすすめの水出しポット&フィルター

暑い季節になると、手軽に美味しい水出しコーヒーを楽しみたくなりますよね。

自宅で簡単に本格的な水出しコーヒーが作れるおすすめのポットを厳選してご紹介。容量やデザイン、使いやすさなど、それぞれの特徴を比較しながら、自分にぴったりの一台を見つけてください。

水出しコーヒーポットのおすすめ

機能性や値段、デザイン性から総合的に判断して、厳選したおすすめの水出しコーヒーポッドは以下の3商品です。

  • HARIO 水出し珈琲ポット
  • KALDI 水出しドリンクボトル MCPN-14B
  • iiwaki(イワキ)水出しコーヒー フィルター付き(T296KF2-BK)

それぞれの特徴を確認してみましょう。

コスパ重視ならHARIO 水出し珈琲ポット

水出しコーヒー用ポットの定番と言えば、間違いなくハリオ。シンプルで飽きのこないデザインと、ガラスならではの美しさが魅力です。容量は1リットルと大きめで、家族用にも、一日分まとめて作りたい方にもぴったり

メッシュフィルターは非常に目が細かく、コーヒー粉が漏れにくい設計です。粉の後処理も簡単で、使い勝手の良さが際立っています。

耐熱ガラス製なので、氷をたっぷり入れても安心。冷蔵庫の中でも映えるオシャレな見た目も嬉しいポイントです。

耐久性が高く、長く愛用できるのもファンが多い理由の一つ。

家族で楽しむならKALDI 水出しドリンクボトル MCPN-14B

手軽にたっぷり作れる水出しコーヒーポットを探しているなら、カルディのオリジナルポットはまさに理想的。1,100mlの大容量だから、家族でシェアしたり、一度に数日分を作っておきたい人にもぴったりのサイズです。

シンプルなプラスチック製のポットですが、冷蔵庫のドアポケットにもすっきり収まるスリムな形状。

内部には細かなメッシュフィルターが付いているので、コーヒー粉をそのまま入れて水を注ぐだけでOK。難しい工程は一切ありません。お手入れも簡単で、使い終わった後はフィルターごと粉を捨てて軽く水洗いするだけ

「とにかくコスパ良く水出しコーヒーを始めたい」「大容量で作り置きしたい」そんな人におすすめの、シンプルで頼れる一本です。

お手入れの簡単さならiwaki(イワキ)水出しコーヒー フィルター付き

耐熱ガラスメーカーとして知られるiwakiの「水出しコーヒー フィルター付き」は、シンプルかつスタイリッシュなデザインが魅力。容量は約1,000mlで、一度にたっぷり作れるのが嬉しいポイントです。

ガラス製のボトルは匂いや色移りがなく、コーヒー本来の風味を損ないません。付属のフィルターは目が細かく、コーヒーの粉が漏れにくい設計となっています。パーツが少ないため、お手入れが簡単なのも大きなメリットです。

冷蔵庫のポケットにも収まりやすいスリムな形状で、毎日気軽に水出しコーヒーを楽しめます。シンプルだけど長く使える、初心者からコーヒー好きまで満足できるアイテムです。

フィルター別の特徴|風味と使い勝手の違いを解説

水出しコーヒーの仕上がりや扱いやすさは、フィルターの種類によって大きく変わります。ここでは、主に使われている以下3つのフィルタータイプの特徴を解説します。

  • メッシュフィルター
  • ペーパーフィルター
  • 不織布フィルター・水出し専用バッグ

それぞれの特徴を理解したうえで、ご自身にあったフィルターを見つけて見ましょう。

メッシュフィルター

微細なメッシュでコーヒー粉をしっかりキャッチしつつ、オイルやコーヒーの旨味成分はしっかり抽出できるのが特徴です。紙フィルターほどの雑味カットはないものの、苦味や酸味のバランスが整った味わいに仕上がります。

何度でも洗って繰り返し使えるエコ仕様で、ランニングコストがかからないのも魅力です。お手入れは粉を捨てて水洗いするだけと非常に簡単なので忙しい方にもぴったりでしょう。

ペーパーフィルター

一番の特徴はクリアで雑味の少ない味わいに仕上がる点です。ペーパーフィルターが微粉を完全にキャッチするため、クリーンでスッキリとした水出しコーヒーが完成します。

ただし、使い捨てなのでランニングコストが多少かかる点は気になるところ。ただし使用後はフィルターごと粉をそのまま捨てられるので、お手入れの手軽さは抜群です。

不織布フィルター・水出し専用バッグ

最も手軽に使えるのがこのタイプです。市販の水出しコーヒーバッグや、100均で購入できるお茶パックなどが該当します。

適度に微粉をカットしながらも、メッシュほど油分は抽出せず、ペーパーほどクリーンすぎない「中間」のバランスを楽しめます。コスパが良く、使い捨てできる手軽さが魅力。初心者や面倒くさがりな人には最適です。

それぞれの特徴を理解して、自分の好みやライフスタイルに合ったフィルターを選ぶことで、水出しコーヒーのクオリティがグッと上がります

関連記事:【2025年最新】苦いコーヒー豆おすすめ10選|酸味なしでコク深い銘柄

業務スーパーの水出しコーヒーに関してよくある質問に回答

最後に水出しコーヒーの関して、よくある質問に回答します。

粉の挽き目は?

中粗挽き(グラニュー糖くらい)がベストです。
細かすぎると苦味や雑味が出やすく、粗すぎると薄味になります。

保存期間は?

→ 冷蔵庫で3〜4日以内
密閉ボトルに入れて保存しましょう。

ミルクと相性がいいのは?

深煎りブレンドはミルクと好相性。
モカはブラック推奨、キリマンは爽やかなのでアイスでスッキリ飲むのがおすすめです。

業務スーパーの水出しコーヒーはコスパ最高

業務スーパーのコーヒー豆は、中〜深煎りが多く水出しコーヒーとの相性が抜群です。とくに「アイスコーヒーブレンド粉【極深煎り】」はコスパも良く、手軽に本格的な味が楽しめます。

水出しは低温でじっくり抽出することで、雑味が少なく、まろやかな甘みとスッキリ感が際立つのが魅力。必要な器具さえ揃えれば、誰でも簡単にカフェ級の一杯が作れます。

コスパよく、美味しく、そして手軽に自宅でのコーヒータイムをもっと豊かに楽しんでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました